

{ やはり、核シェルターは、意味がないのか?}
爆心地から3キロ園内だと核シエルターへの避難に間に合わない
3キロ園外だと爆風、熱線による死亡リスクが大幅軽減するため
シエルターに入られなくても生き残れる。
ここまで聞くと核シエルターが不要ではないかと、
この説に共感がわいてくるかもしれない、しかと忘れてはいけない点
がある。
それは
、放射性物質 こそが核攻撃最大の脅威。
広島原爆の当日の死者は5万人程度と言われており、
大半が熱線、爆風による死者となる。
確かにこの被害単体でも大変な損失であるが、
同年末原爆から4ヶ月で、その倍の10万人程が亡くなっている。
これは、放射性物質に侵されたことが原因である。
{ 放射性物質は 3000キロまで影響を与える}
爆風と熱線が3000キロ程度において多大な被害を与えるのに
対しばらまかれた放射性物質は風にのって100キロ~3000キロ
もの広範囲に被害を与える。
{ 死の灰}とも呼ばれる。この放射性物質は、眼に見えずとも、
わたくし達の生活用水や空気に混ざり長期的にわたくし達の
体に蓄積されていく、3000キロというと札幌~石垣島程度の距離になる。
{ 家庭用シエルターのほんとの目的は何か}
勿論核攻撃が着弾するまでに、核シエルターに避難することが出来れば、
生存の確率は大幅に上がるであろう。
しかし爆心地から3キロ園内のケースであり、ほとんどの場合。
核攻撃は軍事基地や原発施設に対して行われる。
つまり一般居住地に住んでいれば、その地域が爆心地となる、
可能性は極めて少ない。
{ 必要なのは、爆発ではなく汚染から身を守ること}
有事の際は放射性物質の被害が3000キロにも及ぶ、
その、汚染から身を守ることが,最も重要な方法となる。